http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20080506_h2s/
だからGIGAZINEっていうのは中途半端なんだよと。これみて思った。
引用以外の文章をサクッと読むと凄いよ。

代表的な例として、2ちゃんねるウェブ魚拓がどのような対応をしているのか、そして現時点で検索結果のトップに出てくるWikipediaで行われている激論、そして本当は一体どうするべきなのかを見てみましょう。

つまり、「臭いものに蓋をする」ことが重要なのではない、というわけ。

え、何これ結論なの?ぽかーん。

いやこれ読んで何が重要か理解すんのは厳しいと思うぜ。
基本的に引用先を深く読み進めていけば何らかの結論には至るのかもしれない。
が、GIGAZINE読んだだけでこれすごいとかまとまってるとか言うのは頭おかしいとしか思えんのだが。大体さ、これでGIGAZINE自体がどのように報道すべきか?のラインを明確に示していないんだから。

あー。見てみたから見てみただけなの?w
まあそれはそれで正しいかもしらんが。役に立たん記事だな。

後毎回思うけどGIGAZINEの人は引用先を明確に理解しているのか?という疑問である。
話は前後するが。

また、あくまでも推測ですが、硫化水素による自殺が増えた原因はテレビや新聞による報道の結果であり、以下のような流れが発生していると考えられます。

・第1段階「新しい自殺手段の存在を宣伝する」
テレビや新聞が硫化水素自殺を報道する際、「自殺方法はネットで検索した」「ネットで調べればすぐにわかる」というような表現を多用する

・第2段階「自殺方法の詳細」
自殺方法に興味のある人間(自殺志願者)がネットで検索するなどして調べる

・第3段階「自殺を決行する」
テレビや新聞で言われていた方法をネットで調べ、知り、自殺する

・第4段階「自殺ループの発生」
テレビや新聞が再度、「自殺方法はネットで検索した」「ネットで調べればすぐにわかる」というような表現を多用して興味本位の報道を行い、さらに第1段階から繰り返される

つまり、新しい自殺手段が入手可能であることを大々的に宣伝しているにもかかわらず、自殺を考慮中の人が視聴者や読者に多数いることを前提とした報道がなされていないのが問題というわけ。

ネットを悪者にしたくないのはわからなくもないんだけどさ、なんで第1段階だけを問題にするんだ?
ここで第2段階でネットで検索する。(ネットに解決方法がある)ことも問題なんだよ?
そもそも後の引用でネット検索ですぐにあたらないようにした方が良いという引用も使っているのにもかかわらずだ。

つまり、「臭いものに蓋をする」ことが重要なのではない、というわけ。

で、最後にこんな結論になるんだから読んでないんじゃない?という疑念がわくんだよね。

その真上の引用。

考えられるのは、緊急避難的な対策と根本的な問題に迫るための長期的な対策だろう。

緊急避難的な対策については、大きく2点。
ひとつは、報道の仕方をあらためること。WHOの「自殺報道ガイドライン」を参考にして、自殺対策に資するような報道に変えていくことである。

もうひとつは、ネットでの対策。「自殺」「硫化水素」と検索したときに、相談窓口のHPが先に検索されるような仕掛けにすること。加えて、2ちゃんや自殺掲示板などに、相談窓口のHPアドレスをカウンター的に打ち込んでいくこと。そうやって、自殺の方向に向かう情報ばかりが集まっている状態を、生きる方向に向かう情報を増やしていくことで「中和」させるべきだろう。

また長期的な対策も、2点。
ひとつは、教育の中で「悩みを打ち明ける訓練」「死にたいという気持ちになったときそれを伝える訓練」をすること。
自殺予防教育というと、すぐに「命の大切さを教えよう」ということになりがちなのだが、子どもたちだって「命が大切なこと」くらいはすでに分かっているわけで、問題はその「大切な命」を守れなくなってきたときに助けを求める方法を教えてあげることなのだと私は思う。

またもうひとつは、「生きるに値する魅力的な社会にしていく」ということだ。そのためにも、社会がもっと「死から学ぶ」ための仕組みを整えるべきだろう。当事者の声が施策に反映されるような仕組みを作っていく必要があるのだと思う。

ここでひとつは臭いものに当たらないように違う情報を拡散させようというアイデアである。これって臭いものに蓋をするのと差異はない。
んで、臭いものに蓋だけじゃラチがあかないから長期的な教育を含めた施策をと引用先はいっているんでしょ。

これ読んで臭いものに蓋が重要じゃないなんて結論になるのはどうも納得がいきませんねー。